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活動報告

2018-10-30 カテゴリー:

人類の知識と向上と普及を図る研究所建設ために寄付した遺産を元に設立されミソニアン博物館を視察してまいりました!

ワシントンD.C のスミソニアン博物館を視察してまいりました。

「スミソニアン博物館」は、ワシントンD.C とその周辺にある博物館群の名称です。

科学、産業、技術、芸術、自然史など19の博物館、教育研究機関の集合体で、世界最大の規模を誇ります。

スミソニアン学術協会が収蔵しているコレクションは1億4000点にものぼると言われており、モネやフェルメールなど有名画家が手がけた絵画はもちろん、アポロ月着陸船、世界初の飛行機、恐竜の骨格模型、世界最大のブルーダイヤモンド、動物のはく製など様々なジャンルの展示が楽しめますが、展示されているのはその中の僅か2%程度だと言われています。

スミソニアン博物館の中でも世界各国の本物の航空機や月の石を展示している国立航空宇宙博物館が有名ですが、ほかにも国立アメリカ博物館や国立自然史博物館、国立アフリカ美術館など様々なジャンルの博物館があります。

19の施設のうち、11の施設は国会議事堂とワシントン・モニュメントの間にあり、「モール」と呼ばれる緑豊かで広大な広場に立ち並んでおり、歩いて回ることができます。

スミソニアン博物館はイギリス人科学者ジェームズ・スミソンが1848年に人類の知識と向上と普及を図ることを目的とした研究所の建設ために寄付した遺産を元に設立されました。

運営資金はアメリカ合衆国連邦政府の財源及び寄付、寄贈、ミュージアムショップ、出版物からの利益で賄われているため、一部の特別展示会場を除く入場料は無料です。

日本の博物館も充実していますが、さすがに規模的には及ばないのが実情です。ノーベル賞の国別受賞者数を見ると、このような設備の充実がその要因の一つではないかと思われます。日本では、理科系人材を輩出していくことが喫緊の課題だと言われていますが、この対策について深く考えられました。