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活動報告

2019-07-06 カテゴリー:

【特集④(最終話)】動物愛護:杉本彩さんとの対談『いのちを守る』~ご縁をつなげて発信を続けていく~

公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの理事長を務めておられ、動物愛護活動に尽力されている杉本彩さんとの対談第4話(最終話)になります。

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<話し手 :敬称略>
杉本 =公益財団法人動物環境・福祉協会Eva 理事長 杉本彩さん
松井 =公益財団法人動物環境・福祉協会Eva 事務局長 松井 久美子さん
大島 =大島九州男参議院員


<第4話(最終話)>

大島
(杉本さんらは)子どもたちに対して、学校などで今いろんな講演とかされているじゃないですか。それは、どういう人を対象にどういう主体でやられているのですか?

杉本
大体行政が主催していたりとか、あとは動物愛護団体とか。
あとは民間のいろんな団体とか、動物愛護関係ではない団体さんにやっていただくこともありますし、女獣医師会とか栄養士会とか。

大島
そういう(動物愛護問題に対して)意識の高い方々が、「やっぱり先生お願いします」と(依頼が)来るというわけですね。

杉本
やっぱりそういった講演に参加される方々も、何かしら動物愛護問題に触れたことがある人が多いと思うんですよね。

大島
そういった発信活動を続けていくことが必要ですから。
私は地元で1000人くらいの集会を行ったり、私が関わる日本航空学園などの学校で講演をしたり、街頭に立って活動をする。私と親交が深い山本太郎ちゃんなんかは東京都内の街頭で一生懸命パフォーマンスしながら政治を訴えているんですよ。そういうところに行かれて一緒に発信すると、話題性を持ちながら広げていくことができるかもしれませんね。
私は元々市会議員だったので、一軒一軒訪ねていく戸別訪問みたいなことは惜しまず行い、その中でいろんなご縁があり出会った人たちとつながっていく。今回の対談もそうですよね。
杉本さんの役割があって、僕にも役割がある。僕は法律をつくっていくために超党派の議連をつくって、杉本さんにはそれらを発信していただいて世論をつくっていき、実際の法制化につなげていく。ちょっと大変そうな作業だけれども、実は何かで火がつくとわっと広がっていく可能性が多分にあるんですよ。何かのタイミングでぽっといくってこともあるので。

杉本
そうですよね。時間がなかなかかかるだろうなとは思うんですけれど。

大島
そこで具体的なことをお聞きしますが、今Evaさんでいろいろ講演などの活動をされる中で、講演料とかが発生しますよね?

杉本
それは主催側の予算によってさまざまですね。

松井
そうですね。やっぱり小学校や中学校では基本的に予算がないじゃないですか。そこで今行っていることとしては、関西電力さんからお話をいただいて、「ハッピーポイント」という、関西電力さんと契約している方がお支払いの際に毎月の電気代の何パーセントかで生じるポイントを誰かへプレゼントすることができるシステムがありまして、それをEvaへのクラウドファンディングとしてポイントを移動できる仕組みをつくってくださったんです。それで、2018年の4月から9月末までハッピーポイントを貯める期間として関西の方から寄付をいただきました。それで得た資金を使って、皆さんからいただいた公募から選ばせていただいた学校で杉本とともにいのちの会の講演をさせていただく「こどもみらいプロジェクト」を行っています。
あとは、尼崎のJCさんが我々を呼んでくださったときはJCさんの方からいくらかお金をいただいて、お子様やご家族に向けた「こどもみらいプロジェクト」講演を行っていました。

大島
私が2代目の会長を務めた「全国若手市会議員の会」という市会議員のネットワークがあるんですけれども、その中で現役だけで5,600人、OBで約200人いる全国の仲間たちと情報交換をしてるわけですよ。その中に動物愛護問題に取り組む議員が何人かいるので、そういう人たちとのつながりで広げていけたらとイメージしているんです。
で、予算のことをいつも聞かれるから、「これだけの予算で一般の方にこういったことをやっています」という説明ができればいいなと思っています。
私が関わっている学校や塾の先生方も子どもたちに「いのちを大切にする」教育の大切さ、動物愛護問題を扱っていくことの大切さを認識しているので、そういうところにどんどん発信していって世論がこの問題に目を向けるようになれば。一番いいのはマスコミに取り上げてもらうことなんですけど…

杉本
メディアって本当に面白いか面白くないかで判断するんですよね。だからものすごく分かりやすい動物虐待なんかがあるとバンバン取り上げてくれるんですけど、結構情報が偏っていますね。

大島
犬肉の問題をどう結び付けていくか、たぶんこういうのを調べているジャーナリストとかいるんですよね。僕らの活動によっていろいろご縁もできてくると思うので、そういうところを発信源としながらやっていく。で、あるタイミングで事件があったりすると一気にばーんと。そうすると国が動かざるを得ない、環境省が動かざるを得ない。
地道な活動を通して売れ残った子たちの行き先を掴んで周知していく。じわじわやっていくことが必要だと思うので、そこは連携しながらやっていければ。で法律の議連に関しても国会が始まるとそろそろ取り組んでいかなければならない。

松井
私たち、超党派の議員連盟のアドバイザリーになっていまして、去年の3月くらいから毎週土曜日に会議を重ねていて、最近では環境省と法制局を交えて議員の先生方と条文化作業にも参加させていただいていて。ぜひ大島先生にも超党派の議員に入っていただけたら嬉しい…。

大島
では早急に議連に入れていただいて。

杉本・松井
よろしくお願いいたします。

杉本さん、松井さん、お忙しい中本当にありがとうございました!