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活動報告

2019-07-18 カテゴリー:

2019年3月19日参議院文教科学委員会著作権に関する国会質問

2019年3月19日参議院文教科学委員会
著作権に関する国会質問

大島九州男:

大多数から、事務局が結論先にありきで審議を尽くさないままた打ち切った、打ち切りに賛成の議員は19人中2人しかいなかった、という批判を耳にしましたがなぜ議員の大多数が審議を尽くしていないと言っているにも関わらず審議を打ち切ったのかご説明ください。

文化庁中岡次長:

当時5名の委員の連名で、取りまとめをせずに、検討の継続を求める意見書が提出されました。他方これに対して、他の議員から海賊版対策の緊急性を鑑みて審議先送りに反対するい意見もあったところ、すでに様々な観点からの議論が重ねられていることも踏まえて、最終的には主査から取りまとめについて一任を求める提案がありまして、この提案については特段の異論なく了承されたものと承知しております。また、終了後に主査ご指示のもと、各委員と個別に調整を行いまして、慎重なご意見も含め、大半の意見を反映したうえで、報告書を取りまとめています。このように報告書は小委員会で了承されたプロセスに基いた、各委員の意見も十分に反映した形で取りまとめられているので、議論を打ち切ったというご批判にはあたらないと考えています。

大島九州男:

疑問なんですが主査が一任を取り付けて、それで終わった後に個別に議員に説得をして回ったと仰っているわけですが、平場ではダメだけど、じゃあ裏で個別に説得したら納得したから取りまとまりました、なんていうのだったら、こういう公の場で審議する必要はないじゃないですか。裏でちゃんと皆さんで話をするって仰いますが、結論ありきのような議論をして、委員の皆さんに「やあやあ、あなたは今回初めて委員になったから進め方知らないと思いますけど、基本的にこの審議会というのは、決まった結論ありきで、みなさんが揃えていくためにあるようなものなんですから、そんな表でガチャガチャ言うもんじゃないんですよ」とかそういう説得ですか?平場でちゃんと議論を聞いて、そしてみんなでまとめていくのが審議会の在り方なのではないですか?審議会の在り方はどうなんですか。

文化庁中岡次長:

先ほどもご説明申し上げましたが 主査一任を取っているわけでございますが、結局主査一任を取ったのは1月25日でございます。その後に主査のご指示のもとで、各委員、様々なご意見ございましたので、調整を行いまして、慎重なご意見も含めまして、大半の意見を反映したうえで報告書を取りまとめて、これを2月4日に小委員会の報告書として取りまとめたという経緯になるわけです。

大島九州男:

じゃあ結果を見て、法案が取りまとまりましたと、そして法案を今回こういう形で出しますよと言って出したんですよね。じゃあ今回見送ったような話を聞いていますが、なぜ見送ったんですか。

文化庁中岡次長:

法案につきましては、まだ閣議決定に至っていないというわけでございますけれども、私どもといたしましては、今回海賊版対策といたしまして、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードの評価につきまして審議会で議論をしていただきました。その部分につきましてご議論いただいて、その結果中間報告書を取りまとめて、それを2月の13日に更に上部の分科会である著作権分科会で報告書を取りまとめたということでございます。これはあくまでも審議会の議論でございますので、そこで様々いただいた論点を踏まえまして、法制化の作業をしているという準備の状況でございます。

大島九州男:

いろんな人の意見を聞いて、審議会とか検討会で法案を創っていくのはいいことですよ。だから今回そういうことがどういう結論になったかといえば、見送った、ということは、足りなかった、ということなのでしょうから、しっかりもう一度仕切り直して、我々もちゃんと検討会の意見とか審議会の意見とか、要は関係する皆さんの意見をしっかりと注視をして、本当に法案が創られているのかどうかを明快にして、みなさんがしっかり納得できるような説明をいただければ、我々もしっかりと応援していきたいと思いますので、ちゃんとその過程を明快にしていただきたいことを要望して次へ行きます。