福島県喜多方市高郷町揚津地区で発生した地滑りの視察を行いました。
4月下旬に高郷町揚津地区の県道新郷・荻野停車場線において、県が側溝の異変を発見し、日を追うごとに亀裂が広範囲に発生していることから、5月4日に県道が通行止めになりました。
日本地すべり学会理事の八木浩司山形大教授は「地層の境界に雪解け水が入り込んで起きた可能性が高い」との見方を示しています。
5月19日突然広範囲に地割れができ、畑や道路、屋屋の土台にもヒビが入りました。
それが道路は波打ち、部分的には1メートル以上もの段差に。
田んぼは水がなくなり、稲の苗が立ち枯れを待つばかりに。
家の土台の歪みも大きくなって、いつ崩壊するかわからない。
送電線を支える鉄塔も危険だと、電線を外して鉄塔そのもの撤去されました。
福島県は6月4日、原因を究明するためボーリング調査(地盤の調査)の準備作業を始めました。
▼5月20日撮影 地割れが起きた県道新郷・荻野停車場線 -喜多方市役所–
まだまだ、地滑りは継続しております。
梅雨に入ると地下水の水位が上昇し、今後範囲が拡大する可能性も懸念されています。
住民の皆さまの不安も続く中、これからの対策をしっかりと考えて行かなければなりません!