大島九州男は殺処分ゼロに向けた動物愛護運動を推進していくため、全国の動物愛護活動を行う皆さまにお話を伺う中で、小さい命を蔑ろにするような大変残虐なことが行われている現状を知りました。
こうした悲しい事件を少しでも防ぐために、教育の観点から動物愛護教育をもっと進めていくべきだと感じております。
2019年3月19日に行われた参議院文教科学委員会にて、動物愛護教育に関する質疑をさせていただきました。柴山文部科学大臣は、現在の子どもたちは直接生きものの生死を体験する機会が少なくなっている一方でSNSなどで残虐な小動物の殺傷場面が流されている状況だと述べた上で、「命の尊さを理解し、かけがえのない自他の生命を尊重するということについて学ぶ事はますます重要になってきている」と述べられました。
その上で、「新しい学習指導要領においては、小学校の生活科においてうさぎやハムスターといった動物を飼育する活動を行い、その活動を通じて生き物への親しみを持ち大切にしようとすることを学ぶ指導を行っていくことや、小中学校の理科や道徳などの教科や学校の教育活動全体を通じて自他の生命を尊重することを指導していくこととしている」と述べられました。
また、「こうした取り組みはいじめを防止する観点からも非常に重要だと考えており、各学校や地域において様々な取り組みが進められるよう、学習指導要領の趣旨をしっかり周知していきたい」とも述べられました。
動物愛護や命の尊重に対し関心を持ち、しっかり教育を進めている学校もあります。
命を大切にするということを体験的に学ぶことは非常に大切なことです。柴山大臣が述べられた教育内容について、具体的にどんどん進めていっていただきたいと思います。